バイクの冬季保管・冬眠でやるべきこと!長期保管の注意点も解説

公開日:2023/08/15 最終更新日:2023/06/30

一般的に、冬季になるとバイクへ乗る機会は減ってきます。理由は、冷たい向かい風を受けライダーの身体が冷えるからです。そのため、冬季にはバイクを一時的に冬眠状態にするオーナーもいます。では、冬季のバイクの保管はどうすればよいのでしょうか。今回は、バイクの冬季の保管でやるべきことについて詳しく紹介します。

バイクの冬季保管でやるべきこと

バイクの冬季保管ではどんなことをやるべきなのでしょうか。こちらで詳しく紹介します。

洗車をする

バイクに汚れがついたままだと、サビ・腐食・カビなどの原因になります。また半年ほど保管をするので、汚れが付着してしまい落ちづらくなります。そのため、冬季保管前には、必ず洗車をして汚れをしっかり落とし、乾いたウェスで水気がきれるまできれいに拭き上げましょう。

防サビ対策をする

バイクのパーツには主に「鉄」が使われています。鉄は湿気があるとサビが発生します。半年ほど保管をするので、一度サビが発生すると半年でどんどん広がり、サビだらけになる可能性があります。そうならないように、必ず鉄部には防サビスプレーをかけて、防サビ対策をしておきましょう。

ガソリンタンクを満タンにする

タンクに空きがあると「結露」がでます。結露は、そのままにするとサビの原因になり、タンクの内側をサビさせることもあります。そのため、冬の長期保管の前には必ずガソリンタンクを満タンにしておきましょう。

エンジンオイルを交換する

エンジンオイルを交換する理由は、そのままだとエンジンオイルは汚れているからです。汚れたエンジンオイルをそのままにしておくと、劣化がすすみエンジンを痛めます。バイクを冬季保管するときには、エンジンオイルを新しいものに交換しておきましょう。

バッテリーをはずす

バッテリーは徐々に放電しているので、半年間も乗らずにそのままにしていると、バッテリーはあがります。半年後にもバイクに乗るためにバッテリーをはずして、放電を回避しましょう。

タイヤの空気圧を高めにしておく

半年間ほどそのままの状態で駐車することから、タイヤの空気が少ないと地面との接地面が変形してしまいます。タイヤの変形を回避するために、タイヤの空気圧を高めにしておきましょう。

カバーをかけておく

半年間ほど保管することから、そのままだとバイクにホコリがかぶったり、湿気がかかる場合があります。バイクの冬季保管前には、バイクに毛布などをかけ、その上からカバーをかけるようにしましょう。

冬季保管時の任意保険はどうする?

バイクの冬季保管時には、バイクの任意保険はどうすればよいのでしょうか。こちらで詳しく紹介します。

バイクの任意保険とは?

バイクの任意保険とは、自賠責保険だけでは保障が不足する分を補ってくれる民間のバイク保険のことです。バイクの任意保険に加入することで、対人賠償保険、対物賠償保険などは最大無制限までカバーしてくれます。

バイクの任意保険を休止する

冬季保管時の任意保険は、バイクの任意保険を休止します。おすすめの方法は保険会社に「中断証明書を発行してもらう」ことです。中断証明書を発行してもらうと、休止したときの割引は、次に保険に復帰した時に有効になります。つまり中断証明書を発行したときに20等級であれば、復帰したときに20等級が維持されるということです。

中断証明書の発行には条件がある

中断証明書は、絶対に発行されるわけではありません。各保険会社によって条件が異なります。中断証明書の発行ができるかは、一度バイクの保険会社に確認されてみることをおすすめします。

バイクを長期保管する際の注意点

バイクを長期保管する時には、どのようなな点に注意した方がよいのでしょうか。こちらで詳しく紹介します。

屋内に保管する

バイクを長期保管する際に、絶対にやってはいけないことは、バイクを「野ざらし」にすることです。バイクを野ざらしにしてしまうと、確実にバイクの劣化がすすみます。バイクを長期保管する時には、絶対に屋内に保管しましょう。

盗難防止対策を確実にしておく

治安が悪いエリアだと、カギを抜いていても翌日にはバイクが盗まれていることもあります。バイクを長期保管するときは、盗難防止対策を確実にしておくことを心がけましょう。

バイク長期保管サービスを利用する

バイクの販売店のなかには、バイク長期保管サービスを行っている販売店があります。バイク長期保管サービスを行っている販売店であれば、有料で、安全にバイクを長期保管してくれます。バイクを長期保管する時には、バイク長期保管サービスを利用しましょう。

まとめ

今回は、バイクの冬季の保管でやるべきことについてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、バイクの冬季の保管でやるべきことは洗車をすること、防サビ対策をすること、ガソリンタンクを満タンにすること、エンジンオイルを交換すること、バッテリーをはずすこと、タイヤの空気圧を高めにしておくこと、カバーをかけておくことの7点です。また、バイクを長期保管する時には、バイク長期保管サービスを利用することでバイクを安全に長期で保管してくれます。本記事がバイクの冬季の保管でやるべきことについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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