個性的で安い!「アジアンバイク」の魅力とは

公開日:2023/10/15 最終更新日:2023/11/20

アセアンで、人気のバイクがあることをご存じでしょうか。そのバイクとは「アジアンバイク」です。アジアンバイクは、その名の通り世界最大のバイクマーケットであるアセアンで造られています。では、アジアンバイクとはどんなバイクなのか、特徴や魅力について詳しくご紹介します。

アジアンバイクとは?

アジアンバイクとは一体どんなバイクなのでしょうか。

アジアンバイクとは何か?

アジアンバイクとは、一般的にはアセアン諸国で製造・販売されているバイクのことです。基本的にはアセアン向けに生産され、販売されているモデルであり、一部は日本でも手に入れることができます。サイズ的には小排気量バイクが中心です。

日本のバイクメーカーがアセアンの現地法人で造っている

アジアンバイクを造っているのは基本的には日本のバイクメーカーです。主なメーカーはホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社です。各日本のバイクメーカーは、アセアンに現地法人を作り、現地法人でアジアンバイクの製造・販売を行っています。

アジアンバイクの主な製造国とは?

アジアンバイクの主な製造国は、タイ・インドネシア・フィリピン・ベトナムなどです。またアセアンではありませんが中国、台湾などでもアジアンバイクを製造しています。さらに、今後はインドなどに製造の拠点が移動中です。

日本での正規販売はされていない

アジアンバイクは、世界最大のバイクマーケットであるアセアンで製造され、アセアンで販売されているバイクです。そのため基本的に各日本のバイクメーカーは、日本国内での正規販売を行っていません。よって日本のバイクメーカーから直接買うことはできません。

アジアンバイクの品質とは?

かつてのアジアンバイクの品質はよくはありませんでした。ところが現在は、現地法人のスタッフの技能が大幅に向上したことから日本製に迫る勢いです。

アジアンバイクのメリット・デメリットとは

アジアンバイクにはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。こちらで詳しくご紹介します。

メリット① 日本製バイクよりも安い

1つ目のメリットは日本で製造される正規品のバイクに比べて安いことです。アジアンバイクの安さの理由は、アセアンのユーザーが買える値段に設定してあることと、為替レートの関係でアセアンの方が通貨安だからです。バイクの種類にもよりますが、新車価格が日本円で20〜40万円程度で購入できます。

メリット➁ 日本にはないモデルを手に入れられる

2つ目のメリットは日本にはないモデルを手に入れられることです。アセアンバイクはボディーには日本のバイクメーカーのエンブレムが使われています。また基本的には日本製オリジナルバイクの兄弟車というポジションです。

ただしデザイン・スペック・サイズは若干異なります。アセアン仕様にモデルチェンジされていることから、購入すれば日本にはないオリジナルモデルを手に入れることが可能です。

デメリット① メーカー保証がない

1つ目のデメリットはメーカー保証がないことです。理由は、日本のバイクメーカーが現地法人に造らせ、現地のみで販売することを目的としているからです。そのため日本国内には、アジアンバイクのサービスショップが存在していません。

当然、メーカー保証などはありません。アジアンバイクは、日本のバイクメーカーがアセアンで造っているバイクですが、あくまで並行輸入代理店が現地で購入して輸入したものです。日本のバイクメーカーの正規代理店とはまったく関係がありません。よってメーカー保証がないので壊れた時はすべて自己負担になります。

デメリット➁ 部品の供給が不安定

2つ目のデメリットは部品の供給が不安定であることです。アジアンバイクは、並行輸入代理店が輸入しているバイクです。バイク本体は輸入できていますが、部品は輸入していません。そのためもしバイクが壊れた時は修理ができません。壊れた部品を現地から輸入しないとバイクには乗れなくなります。

珍しいバイクモデルを一部紹介!

アジアンバイクにはどんなモデルがあるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。

ホンダ CB125R(タイ製)

ホンダ CB125Rは2018年に日本に逆輸入されたモデルで製造国はタイです。

ヤマハ MT-25(インドネシア製)

ヤマハ MT-25は、2015年にインドネシアで製造・発売されたモデルです。

スズキ GSX-R125(インドネシア製)

スズキ GSX-R125は「GSX-R」シリーズの最小モデルです。2018年に発売され、生産国はインドネシアです。

まとめ

今回は、アジアンバイクの特徴についてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、アジアンバイクの特徴とは日本のバイクメーカーがアセアンの現地法人で造っていること、アジアンバイクの主な製造国はタイ・インドネシア・フィリピン・ベトナムであること、日本での正規販売はされていないことなどです。基本的にアジアンバイクは、日本の正規代理店では販売されていません。そのため購入の難易度はあがります。

ただし、どれも日本では手に入らないモデルばかりなので、購入できれば他のライダーの目を大きく惹くことができます。本記事がアジアンバイクの特徴について詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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