バイクの寿命を伸ばす方法とは

公開日:2022/04/05 最終更新日:2022/04/14

大切なバイクも、いつかは寿命を迎えてしまうもの。「なんだか最近エンジンの調子が悪いな…」と感じても、バイクの寿命がいつ頃か判断するのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、バイクの寿命や替え時の目安から寿命を伸ばす方法までを解説していきます。

バイクの寿命はどれくらい?

バイクの寿命は、走行距離やエンジンの劣化が大きく関係しています。それぞれの要素を点検し、バイクの状態をチェックしてみましょう。

走行距離が10万キロを超えた

バイクの寿命は一般的に走行距離10万キロといわれています。また、排気量が小さいほどエンジンの回転数が上がるため、負担がかかり、より早く寿命を迎えやすい傾向にあります。しかし、これはあくまでも目安なので、10万キロを走ったからといってすぐに乗れなくなるわけではありません。丁寧なメンテナンスが行われていれば、それだけ長く乗り続けることができます。

エンジンが劣化している

バイクの生命線ともいわれるエンジンの劣化は、寿命に直結するといわれています。たとえば、エンジンから「カチッカチッ」という音が何度も聞こえる・白い煙が出る場合はオイル不足やオイルを潤滑させる部品が劣化している可能性が高いです。

バイクの寿命を延ばす方法

目安の10万キロを超えてもできるだけ長くバイクを長く乗るためには、いくつかのポイントを抑える必要があります。大切なバイクの寿命を伸ばすために、丁寧な管理を心がけましょう

頻繁に運転する

バイクの故障の原因のほとんどは、エンジンの不具合です。バイクを長い間乗らずに放置していた場合、エンジンの内部に結露が発生し、結露とオイルが混ざり合ってオイルや部品の劣化が生じてしまい、エンジン自体が作動せず動かなくなってしまうこともあります。とくに予定がない場合でも、近くのコンビニまで走らせるなど工夫をして、2~3日に1度を目安にバイクに乗車し、結露ができるのを防ぎましょう

走り方に気を付ける

毎回スピードを出して走り続けたり、急停止や急発進を続けたりしていると、エンジンやオイルを酷使してしまうため、バイクの寿命を早めてしまう可能性があります。安定的な運転を心がけることで、エンジンへの負担やオイルの劣化を軽減することができます。

室内で保管する

バイクを外で保管していると、雨や風・黄砂によるダメージを受けやすいです。バイクの部品のほとんどは金属でできているため、天気の影響で錆び付いてしまう場合があります。なるべく室内で保管し、雨や風からバイクを守ってあげましょう。家庭に室内の保管スペースがない場合は、ビニールカバーなどで覆うだけでも充分効果的です。

メンテナンスを定期的に行う

細かい部品の損傷は、素人にはわからないことがほとんどなため、業者に依頼してバイクのメンテナンスを定期的に行いましょう。エンジンオイルやエアフィルターの交換・掃除などを行うことで、寿命を伸ばすだけでなく、滑らかな乗り心地やスピード感を取り戻すこともできます

オイルの交換などは、知識をお持ちの方なら自分でもメンテナンスを行えますが、確かな知識を持たずにハイレベルなメンテナンスを行うと逆に故障につながりかねません。自身のない方は、バイクのプロに任せましょう。

バイクの寿命を感じたら乗り換えを検討しよう

少しでも異常を感じたら、無理に乗車せず、新しいバイクに乗り換えることも検討しましょう。一番怖いのは、乗車中の故障です。バイク乗車は運転者の体がむき出しなため、命に関わる甚大な事故につながりかねません。まだ寿命かわからないのに愛用しているバイクに別れを告げるのはもったいない…という気持ちもわかりますが、業者に替え時ですねといわれたら、安全のためにも乗り換えましょう。

乗り換えの際はバイクショップで処分するより買取へ出そう

乗り換えが決まったら、困ることは元々乗っていたバイクをどうするかですよね。まず考えるのは、バイク業者に依頼することだと思いますが、ほとんどのバイク業者での処分には平均25,000~3万円の処分料がかかります。そこでおすすめなのがバイクの買取業者に売ることです。

買取をしてもらえれば、処分されることなく愛車を次の乗り手に受け継ぐことができますし、査定額がつかなくても無料で引き取ってもらえる業者は多くあります。普段の自己メンテナンスがしっかりとされていれば、引き取ってもらえる可能性が高いため、乗り換えの際はぜひ買取専門業者を活用しましょう

バイクの寿命は一般的に10万キロが目安といわれていますが、普段の乗り方、定期的なメンテナンスで寿命を伸ばすことは充分に可能です。大切なバイクと長く一緒に旅ができるよう、お手入れを心がけましょう。もし、寿命が来てしまった場合には、買取業者で次の乗り手に愛車を受け継ぎ、新しい愛車を見つけましょう。

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