バイク保険に加入しなかったらどうなるの?考えられるリスクとは

公開日:2022/12/15 最終更新日:2022/11/28

バイクを購入する際、任意保険に入るべきか迷う方も多いのではないでしょうか。「自賠責保険もあるし大丈夫では?」「なるべく保険料を節約したい」という方に向けて、今回はバイクの任意保険の必要性について考えていきます。実際の任意保険の加入率や任意保険に入らなかった場合のリスクについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

実は低い!?バイクの任意保険の加入率

バイクを運転していて事故を起こした場合の保険として、自賠責保険と任意保険の2つの選択肢が考えられます。バイクを購入する際に加入が義務付けられている自賠責保険に対し、任意保険は所有者の判断に委ねられているため、保険料の節約などの理由から任意保険に加入しない人も多いのが現状です。

損害保険料算出機構が2021年に発表した自動車保険の概況によると、バイクにおける任意保険の加入率は約40%程度と半数を下回っていることが分かります。「入っていない人が多いなら加入する必要はないのでは」と感じるかもしれませんが、任意保険に加入していないと万が一の事故が起きた際に大きなリスクを伴います。

もし任意保険に加入していなかったらどうなるの?

バイク所有者のうち半分以上が加入していない任意保険ですが、加入していないとどのようなリスクが生じるのでしょうか。任意保険に加入していない状態で事故を起こした場合の損害は、加入が義務付けられているもう一つの保険、自賠責保険の補償範囲と深く関係しています。自賠責保険の補償範囲を確認しながら、任意保険の必要性について見ていきましょう。

自賠責保険の補償範囲

自賠責保険は、交通事故の被害者を救済することを目的とした保険で、バイクを含むすべての自動車に加入が義務付けられています。その目的上、補償の対象は対人事故に限られているため、自損事故や対物事故で損傷したバイク、ガードレールや標識、建物などに適用することはできません。また、補償対象の対人事故であっても、死亡に対して最大3,000万円、後遺障害に対して最大4,000万円と補償額の上限が定められており、それは決して充分な額だとはいえないのです。

高額な賠償が発生することも

バイクを運転していて事故を起こした場合、自賠責保険の補償額範囲内におさまらないケースもよくあります。バイク事故で後遺症が残る怪我をさせてしまった場合や死亡させてしまった場合に、1億円を超えるような高額賠償が発生した事例も過去には多くあります。

自賠責保険よりも補償範囲が広い任意保険に加入していれば、こうした高額な賠償責任にも備えられるでしょう。さらに、自分の怪我やバイクの損傷、対物事故の損害も補償できるので、やはり任意保険に加入したほうが安心といえるのではないでしょうか。

自賠責保険に加入していないと罰則がある?

「そうはいっても保険料がもったいない」「事故を起こさない自信がある」という方は、加入が義務付けられている自賠責保険にすら疑問を感じているかもしれません。しかし、自賠責保険に加入しないで運転することは違法行為とされており違反すると罰則が科されるため、必ず加入するようにしましょう。

事故を起こさなくても罰せられる

自賠責保険に加入しないまま運転をした場合は、たとえ事故を起こさなくても1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。また、自賠責保険未加入での運転は交通違反となり、違反点数6点が付され、即刻免許停止処分となります。

国土交通省では無保険運転を防ぐため、街頭での取り締まりを強化するなどの対策を実施しています。自賠責保険に加入した人にはステッカーが発行されますが、このステッカーが貼り付けられていない車両には注意喚起を行うなどの監視活動も並行して実施することで、無保険運転を減らす努力をしているのです。

事故を起こしたら国から賠償を求められる

自賠責保険に加入しないまま運転し事故を起こしてしまうと、最終的には国に訴訟を起こされるという由々しき事態に発展する恐れがあります。もしも無保険車が事故を起こし、国土交通省が加害者に代わって損害の補償を行った場合、国土交通省は加害者に対して損害賠償を請求できます。

また、被害者が国民健康保険や労災保険などの社会保険を利用した場合には、国土交通省以外の政府機関からもその損害賠償を請求されることとなります。弁済できなければ訴訟を起こされ、給与をはじめ自動車や土地、建物などの差し押さえにまで発展する恐れがあるのです。車やバイクを購入する際はさまざまな手続きで忙しいものですが、自賠責保険の加入手続きは怠らないように注意しましょう。

まとめ

実際には加入していないバイク所有者も多い任意保険ですが、万が一のことを考えると加入しておいた方が安心でしょう。事故は予測不可能なもので、自賠責保険だけでは補償しきれない損害が発生するリスクも充分にあります。保険料を節約したいと考えている方は、保険会社や補償内容をよく検討することで保険料を抑えられる場合もあるので、年齢や乗車状況にあった保険を探してみるとよいでしょう。バイクの販売店でも任意保険を紹介している場合があるので、購入する際に相談してみてはいかがでしょうか。

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