バイクのメンテナンスでやってはいけないこととは?NG行動をまとめてみた!

公開日:2022/11/15 最終更新日:2022/11/09

メンテナンスにオリジナリティを発揮してはいけません。たとえ外観の整備であったとしても、決められたことを決められたとおりに実施しましょう。今回は、メンテナンスでやってはいけない行動を4つ紹介します。これらは誰でもやってしまう可能性があるので、1つずつ内容を見ていきましょう。ぜひ参考にしてください。

【NG行動①】不安定な場所で作業する

メンテナンスは安定した場所で安全に行うようにします。整備する人も怪我をしないように注意しましょう。

安全に作業できるスペースを確保する

車の整備とは異なり、スタンドで車体を安定させているだけなので、スペースする場所が重要になってきます。極端に狭い空間や整理整頓されていない場所では、整備する人の不注意によりバイクが転倒してしまう可能性があります。

また、それにより整備している人が怪我をするリスクも高まります。それらを防止するためにも、平らな地面の上で整備するように心がけましょう。坂道やでこぼこの地面は避けるようにします。

そして、整備する人がストレスを感じない空間で整備します。道路脇でやむを得ずメンテナンスする場合は、バイクの横で車などがスピードを出して通り過ぎていくような状況は避けましょう。

そして、室内やガレージで整備するときも、バイク周辺のスペースは確保するようにします。

【NG行動②】バッテリーの端子を外す順番

メンテナンスは安全に行わなければいけません。そのためにも覚えておくべきことは覚えておきましょう。

マイナスからプラスにバッテリーを外す

バッテリーの端子を外す順番を間違えると、配線がショートする恐れがあります。それに加え、感電してしまう危険性もあるので、必ずバッテリーの端子を外す順番は覚えておきましょう。

適当に自分の経験値や予想で行動してはいけません。バッテリーのあがりを防ぐために取り外すことや、古くなったバッテリーを取り外す機会は意外と多いものです。

マイナスからプラスにバッテリーを外すのはバイクだけではありません。自動車も同じなので覚えておきましょう。

また、久しぶりにメンテナンスするときは、手順や方法がうろ覚えになっている可能性があります。メンテナンスを開始すると手順を思い出してきて、安全に最後までできるのであればよいのですが、まだそこまで経験値がない人は初心者同然です。

そのまま継続すると、故障や感電などのトラブルが発生してしまうかもしれないので、そうなる前にマニュアルを確認するようにしましょう。

【NG行動③】サイズが合っていない工具を使用する

ネジも大事な部品です。適当にネジを締めたり緩めたりすることがないように、細心の注意を払いましょう。

最適な工具を使用する

ネジを締めたり緩めたりするときに工具を使用します。そのときに、多少工具のサイズが異なっていても作業できる場合があります。

ジャストサイズのものを用意しなくても作業できることがあるので、それが経験値としてインプットされてしまうと、徐々にネジ山が潰れてしまい、ついにはネジを交換するために費用が必要になってしまいます。

それを防止するために、工具は最適なものを使用するようにしましょう。所有している工具の種類が少ないのであれば、ショップで販売されている工具一式を購入するとよいでしょう。その理由は2つあります。

1つめの理由は、1本ずつ工具を購入するよりもまとめて購入するほうが、1本あたりの価格が安い場合が多いからです。

2つめの理由は、工具を収納するケースが付いているので、工具の紛失を予防できます。また、工具の収納場所が分かるので、初心者でも安心して使用できます。

【NG行動④】正しい知識を持たずに作業

教科書のような役割を果たしている取扱説明書を読まずしてメンテナンスするのは危険な行為です。絶対にやめましょう。

取扱説明書はしっかり読む

目を通すのが面倒だという理由で取扱説明書を読まずにメンテナンスを開始するのは危険な行為です。バイクは繊細な機械なので、絶対にしてはいけない行為がいくつか存在します。

また、作業の手順も示されているので、整備する人のやりたいように整備できるものではありません。初心者はまず、取扱説明書を読みましょう。

点検項目、注意事項、パーツの説明などが記載されているので、より詳しい知識が得られるでしょう。万が一、事故が発生すると整備する人だけではなく、周囲の人や施設を舞い込んでしまう可能性があります。

整備中に事故が発生するかもしれません。整備後に走行しているときに事故が発生するかもしれません。安全には充分すぎるくらい配慮し、適切にメンテナンスを行いましょう。

分からないことがあれば、インターネットなどで調べたり、専門店のスタッフに問い合わせなどを行ったりして、未然に事故と故障を防ぐことが大切です。

まとめ

事故や故障が発生するのを未然に防止するのがメンテナンスです。事故や故障を発生させるメンテナンスではいけません。

間違った方法で続けていると大きな失敗が待ち受けているかもしれないので、取扱説明書をよく読み、手順に従ってメンテナンスしてください。不足している工具やウエスなどがあれば専門店で販売されているので利用してみましょう。

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